ひふみん(加藤一二三)ついに引退!将棋連盟の規定により将棋界を去る

『ひふみん』の愛称で親しまれている加藤一二三が、九段敗れて現役引退が将棋連盟の規定により決まった。将棋界で60年以上、プロ棋士として活躍してきた史上最年長のひふみんが現役引退となった。

ひふみん(加藤一二三)引退。将棋連盟の規定で決まっていた。

ひふみん(加藤一二三九段)がついに引退。将棋連盟の定年規定で、今期限りで引退が決まっていた。

ひふみんは、名人への挑戦権を争う順位戦の最上位クラス「A級」に通算36期在籍していた。
還暦後もA級棋士だったが、2002年に「B級」へ降級になり、その後は成績不振に陥っていた。

1月19日の順位戦で最も下のクラス(C級2組)からの降級が確定し、将棋連盟の規定により、今期限りでの引退が決まっていた。

今年の1月には将棋界で史上最年長の棋士となりましたが、1月19日の順位戦の最も下のクラスでも成績が振るわず、日本将棋連盟の規定により、進行中のタイトル戦の予選などがすべて終わった段階で「現役引退」となることが決まった。

ひふみんの引退。定年規定によりプロ棋士生活に終止符を打った

ひふみんは、今期限りでの引退が決まっており、20日の竜王戦に負け、定年規定により引退となった。

ひふみん(加藤一二三九段)は、1954年(昭和29年)に史上最年少記録となる14歳7か月の若さでプロ棋士になり、「名人」などのタイトルを合わせて8期獲得するなど、将棋界を代表する棋士の1人として60年以上、第一線で活躍していた。

ひふみんは20日、東京の将棋会館で負ければ最後となる竜王戦の予選の組を決める対局に臨み、54歳年下の高野智史四段(23)と対戦した。

出典:日本将棋連盟

対局はひふみんが得意な矢倉戦法を高野四段が受ける形で進んだが、終盤を前に高野四段が優勢となり、98手まででひふみんが投了した。

ひふみんは残された対局がなくなっため、定年規定により現役引退となり、誰よりも長く続いた棋士生活を現役引退となったのだった。

ひふみんはすべてが真剣勝負!

ひふみんは対局開始の12分前、高野四段が着席するより早く対局室に入り、座布団を交換し、丁寧に駒を揃えるなど、対局前からすでに勝負に入っていた。

20日午前に始まったひふみんの対局は正午になり、昼食休憩に入った。
現役続行をかけた一番を戦っているひふみんは定番のうな重を注文し、午後に備えた。

また、おやつにも定番のチーズを1パック食べた。

ちなみに、最年少記録を塗り替えられた、藤井聡太との対局中にチーズを食べたひふみんに対して、藤井聡太は、こうコメントしている。

『かばんからチーズを取り出して、食べていました。
対局中にチーズを食べる方は初めて見たので、チーズというのは…斬新な新手筋ではないかと思いました。』

高野四段との対局は、夜まで続き、夕食の出前では「鶏の唐揚げ定食」と「カキフライ定食」を注文しましたが、夏はカキフライ定食がないと告げられると、「天ぷら定食」と「冷やしトマト」を注文した。

対局はひふみんが得意とした「矢倉」の戦法で高野四段と攻め合う展開だったが、次第にひふみんの形勢が悪くなった。ひふみんは、午後7時40分ごろ20分ほど席を空けた。

そして、対局室に戻ると「感想はあとで送るので、感想戦はなしで」と告げたうえで、高野四段に「負けました」と伝えて投了した。

このあとすぐに席を立ち、感想戦や報道陣への対応を行うことなく、あらかじめ呼んでいたタクシーに乗り、将棋会館をあとにしたのだった。

経緯を説明した日本将棋連盟の森下卓理事は「最後の対局とあって、気持ちが収まらなかったのだろう」と心情を察したうえで、「記者が集まる対局で感想戦をしないのは異例のことだ」と話した。

出典:http://www3.nhk.or.jp

ひふみんが感想戦をしなかった理由

普段は饒舌なひふみんが、引退についてコメントを求める多くのマスコミに対して、足早に立ち去った理由があった。

引退表明の翌日、マスコミの取材を受けたひふみん。先日取材を受けなかった理由について

『引退会見をしないで帰宅したのは、まず帰宅し今まで支えてくれた家族に報告し、お疲れ様、有難うと家族と励ましあってからだと思う。記者会見はその後だという認識。それが自分の常識です』と語った。

記者会見より、棋士として長年自分を支えてくれた家族に報告したかった、というひふみんの人柄にファンは涙した。

また、ひふみんは14歳でプロになり、授業に出られない間は女の子がノートを届けてくれたそうで、後にその女の子と結婚し、「77歳の今日まで仲良し」だという逸話がツイッターで話題になった。

このツイッターに対して、ひふみんは「これ、実話です、うふふ(((o(*゚▽゚*)o)))♡」と答えている。

ひふみんの引退を一番に報告したかった相手は、マスコミではなく奥様だった。
ひふみんが多くの人々に愛されるのは、誠実な人柄と優しい心をもった少年だからだろう。

ひふみんの規定による引退を受けて棋士たちからコメント

ひふみんの引退を受けて、羽生善治、藤井聡太からもコメントが、日本将棋連盟を通じて出た。

日本将棋連盟の会長を務める佐藤康光九段

「63年という長きにわたる前人未到の現役生活、大変お疲れ様でございました。私がプロを目指して奨励会に入会した昭和57年に、42歳で初の名人位を獲得された千日手・持将棋を含む中原先生との十番勝負の激闘は今でも鮮明に覚えております。健康にご留意され、これからも将棋界を明るく楽しくしていただければと思います。ありがとうございました。」

出典:日本将棋連盟

中原誠十六世名人

「加藤一二三さんとは多くのタイトル戦で戦いましたが、もっとも印象的なのは第40期名人戦です。七番勝負ならぬ十番勝負となって約4か月かかる激闘で、いまとなっては懐かしさがあります。現役生活、長い間ご苦労様でした」としています。」

出典:朝日新聞デジタル

羽生善治三冠

「現役生活63年は空前絶後の大記録です。長年に渡りお疲れ様でした」

出典:pinterest.com

藤井聡太四段

「加藤先生、長い間お疲れさまでした。先生と対局しその迫力ある指し手を体感できたことは僕にとって大きな財産になると思っています。ありがとうございました。これからもさまざまな方面でご活躍される事を楽しみにしています。」

出典:オールアバウト

ひふみんの引退を受けて「お疲れ様!」とのコメントが多数

ひふみんの引退報道を受けて、ネット上からはこれまでのひふみんの活躍をたたえる声があがっている。

【加藤一二三九段】この方のイメージは「早指しの神様」。NHK杯や早指し選手権(TXN)など、強いのなんの。
大山康晴十五世名人も当時早指しは神レベルで、NHK杯で大山-加藤戦が決まると「横綱決戦」「神同士の戦い」と思って観ていたものです。
お疲れ様でした。

LaVoz @ICF_5901  2017-06-23 11:00:48    


加藤一二三九段お疲れ様です。棋士としても将棋以外でも印象に残る方でした。

ユウ @U_shira  2017-06-22 19:16:12    


ひふみん「幸せな棋士人生をありがとうございました」

ひふみんは、対局終了から2時間ほどたった午後10時頃、自身のツイッターに「幸せな棋士人生をありがとうございました」などと、感謝の気持ちを綴った。

『本日を持ちまして、わたくし加藤一二三は公式戦からは現役を退く運びとなりました。当時の史上最年少記録となる14歳7ヶ月でのプロデビュー以来、63年もの長きに亘り、各棋戦を主催いただき多大なる御支援賜りましたすべてのスポンサーの皆様、報道関係者の皆様には、心より厚く御礼申し上げます。

10歳のとき新聞の観戦記に触れ将棋の本質を悟ったわたくしが、天職である将棋に、最善の環境の中、生涯を懸け全身全霊を傾け打ち込むことができましたのは、御支援賜りましたスポンサー、将棋ファンすべての皆様おひとりおひとりのおかげに他なりません。幸せな棋士人生をありがとうございました。』

今後は、本の執筆や情報番組などでの活動を通して、将棋の面白さを若い世代にも伝えていくようだ。益々の活躍を楽しみにしている。

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